オンライン講座「マヤ文明の実像と研究最前線」青山和夫(茨城大学教授) 10/10~10/31(土曜日・4回セッション)

Description

*Texto español sigue después del japonés.

オンライン
マヤ文明特別講座「マヤ文明の実像と研究最前線」 
講師: 青山和夫(茨城大学教授)
日程: 10/10、10/17、10/24、10/31 (土曜日14:00-15:30)
言語:日本語


マヤ文明は、洗練された「石器の都市文明」であった。それは、今から1万2000年以上前にアジア大陸からアメリカ大陸へ進出した先住民の末裔が、紀元前1000年頃からスペイン人に侵略されるまでの16世紀にかけて、ユーラシア大陸やアフリカ大陸の人々と交流することなく、中米で独自に築き上げた文明である。マヤ人は文字や暦、算術、天文学を高度に発達させ、鉄器や大型の家畜を使わず、石器と人力だけで巨大な神殿ピラミッドのそびえ立つ都市を建造した。

現在、マヤ文明の研究が進展し、石碑などにマヤ文字で記された諸王国の歴史が詳細に解明されてきている。当時の人々の暮らしぶりも具体的に分かってきたが、日本ではその実像はあまり良く知られていない。それどころか、デマや憶測を基に「謎と神秘の文明」などと誤解されている例が多い。本講座では、講師自身の現地調査を含む最新の研究成果を紹介する。マヤ文明の実像に迫り、いわゆる「謎と神秘の文明」という誤ったイメージを一新する。

 講師は1986年から35年間にわたってマヤ文明の調査・研究を続け、多くの新発見を得た。たとえば、従来の学説では「マヤの諸王国は宗教体系を権力基盤とし、経済活動の管理は弱かった」とされてきたが、ホンジュラスの世界遺産コパン遺跡の調査を通し、経済活動の管理を含む、より集権的な統治機構があったことを明らかにすることができた。
ホンジュラスの世界遺産コパン遺跡の「石碑B」の13代目王(撮影:青山和夫)

また、支配層の日常生活の様子は詳細がわかっていなかったが、グアテマラのアグアテカ遺跡での調査により、支配層が積極的にものづくりに従事していたこともわかった。王の事績を記す支配層である書記は、工芸品を生産し、戦争、天文観測、暦の計算、行政・宗教的な業務といった複数の社会的役割を果たしていた。

従来の学説では、マヤ文明は紀元前1000年頃から小さな村々から出発し、紀元前350年以降に次第に巨大な公共建築物をつくるようになったと考えられていた。ところが、グアテマラのセイバル遺跡の調査で紀元前950年頃に最古の公共建造物と公共広場が建造されたことが明らかになり、アメリカの学術誌サイエンスに成果を発表した。従来のマヤ文明観に見直しを迫る大きな発見である。

ライダーによるアグアダ・フェニックス遺跡の3Dイメージ。作図:猪俣健

2017年からは、メキシコ南東部タバスコ州で高解像度の航空レーザー測量(ライダー)を行った結果、マヤ文明最初期の紀元前1000年頃にマヤ文明最古・最大の公共建築物が造られたことを明らかにして、イギリスの学術誌ネイチャーに2020年6月に成果を発表した。公共建造物は、南北1400メートル、東西400メートル、高さ15メートルの巨大なものである。公共建造物からは、幅50~100メートル、最長6.3キロメートルに及ぶ舗装道路が9本延びていて、周囲には人工の貯水池が配置されていた。これまで知られていなかった、この遺跡はアグアダ・フェニックス遺跡と名付けられた。


マヤ文明は広い地域を統治する王が存在したアステカや南米のインカなど他の中南米の文明と異なり、各地に独立した王権が栄える形で発展したことが、2500年以上にわたって文明社会が長続きした理由だった。最大・最古の公共建造物の発見は、こうしたマヤ独特の文明の起源を知る上でも極めて重要と言えるだろう。

青山和夫(あおやまかずお) 

1962年京都市生まれ。東北大学文学部史学科考古学専攻卒業。ピッツバーグ大学人類学部大学院博士課程修了、Ph.D.(人類学)。茨城大学人文社会科学部教授(マヤ文明学)。1986年からホンジュラス、グアテマラとメキシコでマヤ文明を調査。古典期マヤ人の日常生活と政治経済組織の研究」で日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞受賞。著書に『マヤ文明』(岩波新書)や『マヤ文明を知る事典』(東京堂出版)など。


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Curso especial sobre la civilización maya
"Imagen real de la civilización maya y frente de investigación"
Kazuo Aoyama (Profesor, Universidad de Ibaraki)

Idioma: japonés

La civilización maya era una sofisticada "civilización tallada en piedra". Esto se debe a que los descendientes de los pueblos indígenas que migraron del continente asiático al continente americano hace más de 12,000 años no interactuaron con los continentes euroasiático y africano desde alrededor del año 1000 a. C. hasta la invasión española en el siglo XVI. Es una civilización construida independientemente en América Central. Los mayas desarrollaron letras, calendarios, aritmética y astronomía en un alto grado, y construyeron ciudades imponentes de enormes pirámides del templo con solo herramientas de piedra y mano de obra humana, sin usar hierro ni ganado grande. Hoy en día, la investigación sobre la civilización maya ha progresado, y la historia de los reinos escritos en letras mayas sobre monumentos de piedra se ha aclarado en detalle. Llegué a comprender los estilos de vida de las personas en ese momento, pero la imagen real no se conoce bien en Japón. Por el contrario, hay muchos ejemplos que la malinterpretan como "una civilización misteriosa basada en engaños y especulaciones." En este curso, presentaremos los últimos resultados de la investigación, incluyendo un trabajo de campo del propio instructor.

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  • イベント詳細情報を更新しました。 Diff#722802 2020-09-03 06:09:05
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Oct 10 - Oct 17, 2020
[ Sat ] - [ Sat ]
2:00 PM JST
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Venue
Online event
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オンライン講座参加費 ¥12,500

On sale until Oct 17, 2020, 2:00:00 PM

Organizer
インスティトゥト・セルバンテス東京 - 文化イベント - Instituto Cervantes de Tokio Actividades culturales
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